長時間にわたる過重な労働は、疲労の蓄積をもたらす要因とされ、
さらには、脳・心臓疾患および精神障害との医学的知見が得られています。
このような医学的知見を踏まえると、
労働者が疲労を回復することができなくなるような
長時間にわたる荷重な労働を排除していくとともに、
労働者に疲労の蓄積を生じさせないようにするため、
労働者の健康管理に係る措置を適切に実施していくことが重要であると、
提示されています。
そこで、十分な休息を確保することができるように、
年次有給休暇の取得促進や勤務間インターバル制度の導入など、
さまざまな措置が提示されているほか、
疲労蓄積度を確認することができるチェックリストも公表されています。
このチェックリストは、次の2種類で構成されています。
【労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト】
過重労働により、労働者が疲労や体調不良を感じた際などに使用します。
労働者自身が調査票に掲載されている選択肢を選ぶことで、
簡単に自身の疲労度を測定することができます。
【家族用チェックリスト】
労働者が疲労を蓄積させているのではないかと、
家族が不安に感じたときなどに使用します。
家族から見たその労働者の様子を、
調査票に掲載されている選択肢から選んでいきます。
労働者自身も健康的な生活習慣を心がけてもらうために、
このようなチェックリストが公表されていると考えられます。
その他詳細は、
【労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト】をご覧ください。